ややもす

偽物のような風景と、ものさし。

頭の中がネガティブだからこそ、ポジティブな話がしたいです。

竹林

タイトルそのまま。写真は関係なし。

普通にボーっとしていると、ありとあらゆる「駄目になる」妄想が始まるので、それはそれで様々なシミュレーションになって役立ってはいるんだけど、できれば仲良くお話をしようって距離にいる人とはポジティブな話がしたいと思う。
社会とか政治とか、誰かのスキャンダルとか、事故や事件があって、それのパッと見て悪い部分を「ほら!こいつを一緒にぶん殴ろうぜ!」というふうに持ち寄られるのは本当にしんどくてたまらんので無しにしたい。

世の中の家庭ではどんなやりとりがされてるんだろうか。
自分は父親はともかく、母親は自分の好きなものや素晴らしいと思うものを「素敵だよ、素敵だね」と、とても素敵な笑顔で口にしていたので、その影響で僕も(頭のなかがこんなになってしまってても)「これはほんとすばらしかった、これはすごい自分にとってはたまらんかった」といったお話をよくするようになった。

別に意識高いとかどうでもいいし、その良かったものが共有できるかどうかも本当にどうでもよくて、あるいはそれがその話した相手にとっていいモノどころか全然悪い、嫌なものだったとして、それを表明されるのは全然嫌じゃない。ただし、その人が良い、好きだ、というものを伝えてくれるのなら。

別に本も音楽も何も好きじゃなくてもいい。
あったかくて、少しだけ風が吹いて、今日は雲が重たいけど雨が降らないね、こんな天気もいいもんだよね、みたいな、そんな話こそほどよいポジティブで、穏やかで、手に入れたい日々だなと思う。