ややもす

偽物のような風景と、ものさし。

X100Tに純正アダプタとフィルターをつけたらちょーかっこよかった!

X100T+アダプター+フィルター 斜め

X100T買ったよ!

換算35mmになんとなくの苦手意識を持ちつつ(下手が際立つので)、でも手持ちのX-E2+レンズとは別に、薄く軽く、そして光学ファインダー付きの、常に持ち歩く携帯用のコンデジとしてX100シリーズを狙ってたのですががが、仕事の疲れ吹き飛ばしボタンとして名高い「カートに入れる」ボタンをポチッとしてついにX100Tを購入してしまいました!

X100T購入の決め手というか、ポイントとしては、

  • AF速度が改善されている(マクロ域でもピントが合いやすく)
  • 全体的に(特に背面が)スッキリし、操作体系がX-E2に近くなった(少し違うけど)
  • Fnボタンが増え、1ボタンでマクロやNDフィルターをオン・オフできるようになった
  • 1/32000の電子シャッター(メカニカル+電子の自動切り替え設定可)
  • Wi-Fi送信可
  • USB充電可
  • クラシッククローム(フィルムシミュレーション)
  • 電子レンジファインダーでOVFのままでEVFに切り替えずにピントの確認ができる

らへんです。

とりわけAF速度は改善が顕著に感じられます。X100Sではマクロにしないと合焦しない距離でもピントが合います。
fnキーにマクロボタンを設定すればワンボタンでマクロモードにすることもできるので、ここらへんは物撮りが多い人は重宝するところかなと。

電子シャッターについてはNDフィルターの使い勝手がいいからさほど必要というわけではないけど、まぁ便利といえば便利ですね。(というかX-E2に電子シャッターが欲しいです。ファーム期待。)

USB充電も待望というか、やっとというか。
モバイルバッテリーで充電できるってのは便利だし、単純に荷物も減っていいです。Androidの人は充電ケーブルは併用できるし。

あとは個人的にはフィルムシミュレーションにクラシッククロームがあるってのは重要で、これがかなり好みの写りなので、クラシッククロームの無いX100Sでは物足りないなと思うところです。
他はリアルタイムパララックスとか、ブライトフレームが90%から92%とか、全体的にファインダーを除けば「使いやすさの改善」がメインなので、上記で気になるところが無い人はX100Sからの乗り換えは価格差的にもあまり美味しくないかもですね。そもそももっさり気味でも愛せる機種だし。

ただX100Sは在庫も減ってきてるし、個人的には今から買うなら断然X100Tだと思います。(ファームの対応非対応もあるし)

そもそもフィルターつけるかどうか問題

前置き長くなった!アダプターとフィルターの話!

というわけで、購入したX100Tなんだけど、これは当初フィルター無しの完全裸(液晶フィルムも貼らない)で使おうと思ってました。
iPhoneもフィルム貼らずに裸で使ってるし、それが一番かっちょいと思うし、単純に使い勝手もいいし、何よりX100Tはフィルターをつけるためにフードアダプター(アダプター部分のみの販売も有り)を噛ませなければならず、フィルターの装着はせっかくのX100Tの薄さをスポイルしてしまうというのが一番大きな理由でした。(薄さとか言うけど、コンデジの中ではX100シリーズってでかいけども)

フィルターを着けないデメリット

しっかしちょっと使ってみると、レンズに指がかかってしまうことがややありました。
X-E2で使っているXFレンズは、レンズに絞りリングがついているので、MFじゃなくてもレンズに手を添えて絞りを変えながら撮ることが多くて、その癖で、XFレンズの絞りリングの位置を持とうとすると、握りそこねてレンズに触れてしまうという。
まぁ正直すぐ慣れるだろうとは思ったけど、最近はやりのPM2.5とか、近くの製鉄所の煤煙とかもあって、アダプターとフィルターを購入することにしました。

純正にするかどうか問題

そこでアダプターとフィルターをどう選ぶかなんだけど、このページに来る人は、むしろそこらへんが気になってググッって来たんだろうけど、他のサイトの方でも、同じ径のステップアップ(アップ?)リング噛ませたり、社外品を使ってみたりしてるようです。
既にたくさんのフィルターやアダプター・リング等を持っていれば、流用もできるんでしょうけど、僕はどっちも純正にすることにしました。

純正のメリット

お高い純正アダプターとフィルターのメリットとしては、

  • ボディと色が同じでかっちょよい
  • アダプターもフィルターも内側は黒く塗られている(反射防止の為)
  • 純正キャップが使える
  • レンズと同じコーティング(SUPER EBC)

です。
社外品でシルバーのものを探すと、微妙に色が違ったり、内側もシルバーで塗られていたり、じみーに微妙です。
いや、まぁ個人的にもフィルターの有無での画質の違いとかぜんぜんわかんないし、正直気にするなら裸でつかうのが一番なんだろうけど、実際に着けてみると、手にもよく馴染むに、なんか、こう、オールドレンズみたいでカッチョ良いなとか思いましたよ!オールドレンズとか知らないし持ってないけど!!

Amazonなら地味に安くなってます。フィルムも。



こっちはJJCの社外品(実物見てないので色やキャップ使えるかは不明)

フードが欲しい人はコレを買うとアダプターも付いてきます。
僕はOVFでフードが被るのでフードはつけませんががが。

装着して厚みの違いを見てみる

正面から。X100Tはホントつるんとしましたよね。
個人的にはファインダー部分なんかはX100Sみたいに段があったほうが野暮ったくておじさんくさくて好き。
X100T 正面

側面から。薄いです。かっちょよいなー。
X100T 側面

アダプターリング(と純正キャップ)
Xシリーズはパッケージもよいですね。ときめき!

FUJIFILM F AR-X100

アダプターをつけました。
X100T+アダプター

側面から。
元からネジ切り部分にカバーがついていて、それを外してアダプターを装着するんだけど、そのネジの部分があるので、実際に長くなる部分は8mm程です。(写真にあるリングがネジ切りのカバー部分)

X100T+アダプター 側面

純正フィルター。これまたかっちょいい。
レンズと同じ SUPER EBC コーティングされていて、外側と正面部分はボディと同じシルバー。内側は黒になってます。(アダプターもそう)
FUJIFILM PRF-49S

フィルター装着。
たまらんかっこよさ!!!たまらん!!!!
純正フタはフォーカスリングに付けるカタチになるんだけど、アダプターの径がフォーカスリングと同じになっているので、純正アダプターであれば純正フタをつかうことが可能
X100T+アダプター+フィルター

X100Sと比較してみる

X100SとX100T+アダプター+フィルター

X100Sと比較してみると、X100Tが直線的というか、面が真っ直ぐになっているとよくわかります。
やはり厚みとしては1cmちょい長くはなってしまいましたが、といってもこの程度であればXFレンズ群と比較ても気になるほどでもなく(当然だけど!)十分な薄さですね!
XF35mmF2も地味に薄さが足りないし、X100Tは普段使いにとてもよさそげ。

ちなみにX100Tはフォーカスリングのすべり止め(?)が縞々から格子になっていて、このおかげかキャップがX100Tの方がかなり硬いです。硬すぎってくらい。
アダプターとフィルターの上からフタをすると程よくフタができ、外しづらかったのでこの点もよかった。

フジフィルムいいよ!!

フジのデジカメは地味だし、売り場も小さいし、店員にも「正直売れてない機種ですからねぇー」とか何度も!言われましたからね。
でも高感度での画質とか、jpeg撮って出しの素晴らしさとか、ほんと素晴らしいのでぜひぜひ手にとってみるといいと思います!!