ややもす

偽物のような風景と、ものさし。

高いところが怖くなった

歩道橋から

元々ビビリではあったんだけど、ここに来て高所恐怖症というか、とにかく高いところが怖い。
怖いといっても、勝手に想像して有り得ない妄想でビビっているだけなんだけども「落ちたらどうしよう」のレベルが上がり過ぎてて「このままポキっと折れたらどうしよう」とか「このままブチっとちぎれたらどうしよう」とか、そういったほんとうにしようもない妄想で、大丈夫だとわかっちゃいるんだけどもプルプルとしてしまいます。
灯台とか、ロープウェイとか、ガラス張りのエレベーターならまだしも、ついには陸橋ですらプルプルしはじめる始末。およよ。

酷い時にはファッションビル(なんかこの言い方嫌だな)の8階あたりでも「そういやここすげー高いんだよね」とか考えると足元が抜け落ちそうな感覚になってちょっとプルっとしたりもしたんだけど、まぁそこまで酷いのは稀で、だいたいが一息ついて、いやはや何をどうしたんだよ、と自分に言い聞かせると落ち着いたりするし、陸橋にも相変わらずトキメイて、軽くプルっとしながらも、あえて陸橋渡ったりするくらいなので、まぁその程度。

自分は今のこれをかすり傷のようなものだと思いたい、と考えている。
かすり傷が出来て、瘡蓋が出来て、それを剥がしたいのを我慢して、いつの間にか忘れたくらいにポロッと剥がれた瘡蓋の下にはツルッとした皮膚ができていて、そしてそもそもこの傷は本当に大したことのない、なんでもない、しようもない引っかき傷で、ひとつ驚けば痛みを忘れるし、ひとつ笑えば痒みを忘れる程度の。

インターネットのみっともなさを記録したくなる感じの遊びみたいなの。