ReadyNas に Finder でアクセスした時に表示が遅い時の対処法
ファイル数が多いフォルダへのアクセスがやたらと遅い
ReadyNas 102 を WDの緑4TBでミラーリング運用してます。アクセスは基本SMB。
速度も速くコスパも良く、概ね満足だったのだけど、Finder でファイル数の多いフォルダにアクセスすると数秒〜十数秒もリストの表示に待たされることが唯一の不満点でした。
iPhoneからのアクセスだとサクサクで表示されるので、問題はスペックではないんだろうなーとは思ってたものの、接続をAFPに変えても、色々と設定をいじってみても改善せず。
仕方なくサポートに電話したらあっさり解決しました。
NETGEARのサポートに電話したのは2回目だったけど、いつも対応が素晴らしくて良いですね!
OSX 10.10.X とNASの組み合わせでINDEX作成に時間がかかる問題があった
MacOSX の 10.10.x にてNASとの組み合わせでINDEX作成に時間がかかる問題があったようで、SMBプロトコルに関する対応策を教えていただきました。
ちなみに以下の対応策はSMBのみでの運用に限るそうです。(AFPやHTTPはオフにしておく。)
1.ReadyNASのWeb管理画面へアクセス
2.「システム」>「設定」項目を選択し、サービス項目から
「SSH」アイコンをクリックして機能を有効化
3.Mac側で「ターミナル」を起動
4.「ssh root@(NASのIPアドレス)」を入力しEnter
5.パスワードの入力が求められるため管理者パスワードを入力
※初期状態から変更されていなければ”password”
6.下記の内容を一行ずつ貼り付けてEnterを押下
touch /etc/frontview/samba/smb.conf.overrides echo "vfs objects = fruit streams_xattr" > /etc/frontview/samba/smb.conf.overrides echo "fruit:resource = file" >> /etc/frontview/samba/smb.conf.overrides echo "fruit:metadata = netatalk" >> /etc/frontview/samba/smb.conf.overrides echo "fruit:locking = none" >> /etc/frontview/samba/smb.conf.overrides echo "fruit:encoding = native" >> /etc/frontview/samba/smb.conf.overrides
※Macのみで運用される場合は下記のコマンドも追加
echo "case sensitive = 1" >> /etc/frontview/samba/smb.conf.overrides
設定が正しく反映されているかを確認
下記コマンドを実行
cat /etc/frontview/samba/smb.conf.overrides
設定が正しく表示されていれば、
vfs objects = fruit streams_xattr fruit:resource = file fruit:metadata = netatalk fruit:locking = none fruit:encoding = native case sensitive = 1 (←Macのみ運用時のコマンドを追加した場合は表示される)
これでMacからもサックサクで表示されるようになりました!やっほーい!!
ReadyNas 102 に WD40EFRX はコスパも良くておすすめです。
ちなみに速度は有線LANだと 80MB/s 前後出る感じ、無線だと 30MB/s 前後ですね。
有線LANまじはええ。どっちもメディアプレーヤーとして再生する時は特に問題ないです。
24時間つけっぱなしなのでHDDは安心のNAS用WD赤の4TB×2台での運用です。
QNAPのNASと迷ったんだけど、メディアサーバー使用でハードウェアエンコーディングだの何だのが不要ならスペック的にReadyNas 102/104 あたりで必要十分ですね。おすすめ!